Bファクトリー実験

Belle II実験

茨城県つくば市にある高エネルギー加速器機構(KEK)での電子-陽電子衝突型加速器実験,Bファクトリーの加速器の性能を40倍に向上させ,標準理論を超えた物理現象を探索する Belle II 実験の準備が進んでいます。

当研究室では,シリコン崩壊点検出器(SVD)の建設を中心となって進めています。もっとも外側の層である,レイヤー6と呼ばれる層の製作を行っています。過去の検出器と比べモジュールが格段に長く構造が複雑なため,政策には高度な技術が必要とされます。数年間にわたり技術開発を行い,組み立て工程の確立を終えて,現在量産を行っています。

Belle II実験は,2017年度から実験を開始する予定です。

Belle実験

1999年から2010年まで茨城県つくば市にある高エネルギー加速器機構(KEK)で行われたBファクトリー実験(Belle実験)において,

  • 測定装置の心臓部に当たるシリコン崩壊点検出器(SVD)の建設・運用・
  • B中間子系でのCP非対称性の発見と,精密測定による小林-益川理論の検証

に中核的な役割を果たしました。Belle実験の成果により,小林-益川理論の正しさが実証されたことが,2008年のノーベル物理学賞につながりました。

現在は,これまでに得られた膨大なデータを使ってさらに物理解析を進め,

  • タウ粒子の崩壊での新物理探索
  • B中間子の崩壊を用いたφ3の精密測定

を行っています。